【到達目標】
社会・経済構造の変化により、人々の就業形態も多様化し、個人の職業観と勤労意識も変化している。労働市場の流動化により、現代は個人主導のキャリア形成が求められているが、学生が適職を探し、将来のキャリアを思い描くことは容易ではない。そこで働くことの意味を考え、自己理解を深めると共に、自己啓発を促していく。2年次の段階で職業について知識を持ち、必要な能力の育成を行うことが大切である。本学での履修を活かしたキャリア形成を自覚し、実践できることを到達目標とする。

【講義概要】
キャリアとは、生涯を通じての人間の生き方とその表現である。学校、職場、地域貢献、ボランティア活動等の広義での仕事を含め、人生の経験を複合的に積むことで得る。本講義では、講義と実践によりキャリデザインの基礎を理解する。ワークシートを作成し自己分析を行い、自己の理解を深めると共に自己啓発を促す。そして社会が求める人材について検討し、「社会人になるということは」「社会のメカニズムは」「人間は何故働くの」を出発点として、キャリアで必要とされる基礎知識や社会人としてのマナーを学ぶ。同時にどのようなキャリアの選択肢があるのか、自分のプランを考え希望する選択肢を実現させるために、どのように考え行動していくのかを講義する。